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2011.08.16

映画:海洋天堂 

「平凡にして偉大なるすべての父と母に捧げる」

友人 Kaoriさん、Sahoさんの大のオススメ、夫とKokiと3人、見てきた。

↓ 「父さんは海亀だ お前よりもずっと長生きでいつもお前と泳ぐ」 

Img_7036

主演 ジェット・リー
2004年 スマトラ地震の津波で首まで海水に漬かりながら長女を抱いて一命をとりとめたとか・・・。以来、最近は映画の第一線から退いて 福祉活動に力を入れているそう。
この作品では ノー・ギャラ、ノー・アクションで臨まれた。 
とにかく すばらしい演技。

監督 シュエ・シャオルー
中国の女性監督。北京の大学も卒業しているが、シドニー工科大学にも在籍されてたそうだ。 自閉症施設での14年の間 ボランティア活動を通して生まれた脚本。

音楽 久石 譲
驚!


こういう作品を見ると、私たちは「実話?」 と いうのが第一声・・・

モデルとなる母子が居たそうですが、あらすじは上の動画でどうぞ。 

妻を亡くした、21歳の自閉症の息子、大福、ターフーを持つ父(ジェット・リー)は末期の癌で余命3ヶ月。自分亡き後、息子が少しでも幸せに暮らせるよう、身も心も息子に尽くす・・・

と、余命ものは苦手なんですが、その部分だけに焦点が当たるわけでもなく、親亡き後の、残された息子への想いが切なく、美しく、優しく、現実的に、時にはコミカルに描かれていました。

3歳で障害が判明、7歳でお母さんが亡くなる

3歳と7歳の壁・・・

私も3歳でKokiの障害が「障害者手帳発給」という形で現実を知ることとなり、7歳で養護学校入学という、もう後戻りできない(笑)障害児人生の節目だったと記憶にあります。

そして私たちは 

「この子より1日だけ長生きさせて下さい」

そう祈る。

今日のこのお話も 父と障害を持つ息子のお話

以前、見た 「家の鍵」 も 父と障害を持つ息子のお話

ちなみに「家の鍵」の主人公の男の子は 実際に脳性麻痺の少年です。 

んで どっちも、奥さんは亡くなってるという設定 笑 

「私 生きててよかったね〜」 と 夫に悪態をつく。 


今日は我が家の「父と障害を持つ息子」も一緒に見に行ったわけですが Kokiは 途中までけっこう喜んでみていました。 
青島の水族館が舞台で、イルカが出てくるシーンがいっぱいあったから・・・

イルカ好き。

サーカス団の女性のピエロを見て

「ドナルドだね〜♪」(ドナルド マクドナルド) と 喜んでいましたが、後半 熟睡。

大福が 次の興行先に行ってしまったピエロの女性を探しに失踪してしまい、見つかった先は マクドナルド。

ドナルドの人形の横に座っていたのでした。 

Img_7037

Kokiと発想が同じ。笑

中国では1993年に国内初の自閉症を支援する民間施設が設立されたそうで、多くの親は「療育」という言葉も知り得ず、 国策も一切なく、また、一人っ子 政策の中、親の抱える「親亡き後」の悩みは非常に大きく、 監督は多くの人にこの現実を知らしめるべきだと立ち上がった・・・

という経緯でこの映画は生まれたんですって。

映画では、施設で肉まんを売っているシーンがありましたが(作業所?) あれは演出だそうで、まだ そこまで、民意は育っていないよう。

解説にありました

「身内に障害者を持つ人たちにとって、この映画への反応はさまざまであろう。
抱える問題はそれぞれ、複雑で異なり、現実は、より厳しい。その身にならなければわからないのも人の常。 

障害者を持たない他者にとっては、できれば避けて通りたい。その底にある、エゴを突きつけられて、なお苦しい。」

重いテーマでしたが、なぜだか、本当に爽やか、みんな あちこちで涙 涙

私はオープニングからずっと泣いてましたけど

お父さんは生き抜いて海亀になった。 

本当にいい映画でした。

お仕着せなく、障害に関係のない人も見れる映画で、そして民意が育ってくれればなによりです。

Kaori, sahoさん 教えてくれてありがとう。

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コメント

へぇー この映画私も見に行こうかな?
神戸で夜やってるみたいだね。
なんとか行けそう。

投稿: ゆかぽん | 2011.08.17 07:09

予告ムービーの時点で号泣でした。
鼻水が止まらない…
見に行きたいなぁ。

投稿: 504 | 2011.08.17 08:29

良かったね。映画。

投稿: ちーちゃん | 2011.08.17 08:33

まずは世間一般に知ってもらう事から始まるわけで。
そういう意味では、大事な映画だと思います。

ただ、苦手だ~。
あまりにリアルで、多分見れないと思う。
お盆の時期なので、余命の方がねぇ。

投稿: みーちゃん | 2011.08.17 12:47

予告編で号泣!!(TT)
これはあかんぞぉ~~~苦笑

韓国での『マラソン』にしても、この中国の映画にしても、日本よりももっと遅れてる国の人間が発した問題を、どんな形でもいいから受け止めて、考えてくれるといいね。

投稿: みっちゃん | 2011.08.17 16:17

@ゆかぽんさま
大阪は昼間。で、アンコール上映になったので まだ チャンスはいっぱいよ♪

@504さま
行くべし! 何よりも 優しいタッチで癒されるよ〜
バスタオル用意して 行くべし。笑 

@ちーちゃん
見に行ってみたら〜〜〜 いい映画だよ。

投稿: keikei | 2011.08.18 22:27

@みーちゃん
私たちは そのスジの人間だから 行くけれど、この映画館に集っている人たちは なんで見に来たんだろう? と 考えてしまいましたが、同様にみんな泣いてました。

余命のあたりは 本当に さらりと 描かれていたので 他のところに目が行きましたね。確かにお父さんのお墓なんかに行ってるんですけど。

泣かせようという向きがなかったけど 泣けました。

投稿: keikei | 2011.08.18 22:29

@みっちゃん
みっちゃんのコメント 素晴らしい!
私も アジア圏の映画で珍しいな〜と思ったけど 「マラソン」もあったねぇ。

投稿: keikei | 2011.08.18 22:30

初めまして。“ジェット・リーの『海洋天堂』を日本で観たい!”ブログの
管理人のしゅうと申します。
昨年の6月から『海洋天堂』を日本で観たい!と地味に活動してきました^^
twitterでフォローしてくださって、ありがとうございます☆

シネ・リーブル神戸で鑑賞されたんですね。
私も公開初日、観客の入りが心配で偵察に行ってきました(照)
『マラソン』は韓国ではその年の興行成績2位
それなのに日本の映画館では閑古鳥が鳴いていましたから。

レビューを読ませていただきました。
『海洋天堂』を全く知らない方が読んだとしても
映画館に行きたくなりますね。

投稿: しゅう | 2011.08.25 23:08

@しゅうさま
ご訪問&コメント ありがとうございます。
そして、こんなにいい映画を見せていただけて感謝しています。

個人の活動でこんなことができるんだと 初めて知りました。
各地で上映が決まって本当によかったです。
アンコール上映もされるようで。
こんないい映画、大きな映画館で上映してほしいですが、小さめな映画館でしっとりと観るというのも心地よかったです。

また落ち着いたら 上映までのドキュメントをお聞かせしていただけたらと思います。 

投稿: keikei | 2011.08.27 04:28

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