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2011.02.24

ミーナの行進

何もしたくないので だらだらだらだら
ベッドの中で 床暖の上で本

お友達が亡くなった翌日、何もしてあげられなくて はがゆくて じっとしていられなくて、とりあえず 私がしたことは 古本屋に行ったことだったんです。 
現実逃避のためだったのでしょうか

・・・それが幸いして、素早く学校に駆けつけられたという結果になったのですが
・・・リンク

Dsc02627

348ページ 第42回谷崎潤一郎受賞作

ずっと微笑ましい話が展開されてきました。 よく知ってるところが舞台でした。

2人の女の子が主人公で、そのうちの1人 病弱の6年生の女の子、ミーナがつくったおはなしです・・・

340ページに

「昔 あるところに、死んだらどうなるのか知りたくてたまらない少女がいました。消えてなくなるのだろうか と自分なりに考えてみました ・・・中略

そんな時 少女は死んでゆく星、流れ星をせっせと集め、しっかりと栓をしました。 

これが消えてなくなる、というものなのか。ガラス瓶を宙にかざした少女は、最初、そう思いました、瓶の中は透き通っていて、静かで何のにおいもしなかったからです。

ところが瓶をふってみると、底に一滴、夜露が溜まっているではありませんか。
さらに目を凝らせば、その一滴に、自分が写っています。じっとこちらを見つめています。 

たとえ死んでも、消えてなくなるわけではないのだ。
この世の物質は決してなくならず姿を変えるだけなのだ。少女は 少しほっとしました。

死んだあとの自分が、昆虫の抜け殻の模様になったり、流れ星になったりしている様子を想像すると、ゆっくり眠れるような気がするのでした。」




著者は小川洋子さん 1962年生まれ

兵庫県 芦屋市在住
阪神タイガースと佐野元春の大ファン 

この物語の舞台は兵庫県 芦屋市  お屋敷が舞台。 
お屋敷とは言っても蒲生邸とはぜんぜん 違います 笑  

時はミュンヘンオリンピックの年 1972年

芦屋 西宮 開森橋 奥池 甲南病院 六甲山ホテル 今度夫が自転車レースで走る芦有道路 阪神尼崎まで出てきます 笑

お屋敷に毎朝 焼きたてのパンを運んでくるBさんは ビゴさんなのでしょう
阪神芦屋駅の近くのAという喫茶店は アンリシャルパンティエでしょう

お屋敷に住んでいた主人公の両親は、年老いて 苦楽園(西宮市と芦屋市の境目にある町で、六甲山のふもとののんびりとした町。わたしたちも住んでいた・・・)  のマンションに住んでいる

景色が目に浮かびます・・・。

もうひとつ 心に残ったことばがあった。

「大丈夫。 全員揃ってる  誰も欠けてない」

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コメント

自らの力で癒されてください
自然に力を得るときが来るまで

このお話はいいですね
小川洋子さん、素敵な語り部です
「博士の愛した数式」ベストセラーでした

そしてまた「観ろ観ろ」攻撃

「ヒアアフター」思わず涙しました
もちろん、温かい涙
自分を癒す涙です

封切りになったばかりですよ
我が家のブログでちらっと書きました

投稿: shun-ran | 2011.02.24 20:09

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